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日々是口実。
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1月10日(木) 青山劇場
【作】青木要
【演出】いのうえひでのり
【出演】森田剛/戸田恵梨香/田辺誠一/千葉哲也/粟根まこと
    池田鉄洋/山内圭哉/木場勝己/西岡徳馬 ほか

今年のお芝居初めです。
大河ドラマ「新選組!」にハマっていたこともあり、幕末ものは好物です。
土佐のテロリスト「人斬り以蔵」が主人公です。
今までに読んだ何冊かの本のイメージでは、以蔵はもっとゴツいというか…
剣術だけは天才的だけど、あとは粗野で図体のでかいバカ、って感じでした。
バカ、ってのは良くも悪くもね。愚直と言うか。
それが森田剛くんにできるのかな?と正直案じておりました。

が、蓋を開けてみたら…やるじゃーん★

武市半平太を「天」として、どこまでも従順な犬となり、人を斬り。
武市が,以蔵と同じ程の腕を持つ田中新兵衛(山内僧正、ちょっとモゴってました^^;)と
義兄弟の契りを結ぶと、あからさまに嫉妬をし、愚かな考えで愚かな行いをし。
この辺の以蔵の心理描写がすごく痛々しくてしょうがなかったです。
気持ちがわかるんですよ。

一度は信頼を寄せてくれた人が自分から遠ざかる恐怖。
自分が欲してやまない信頼を得る人物への、狂おしいまでの嫉妬。

森田くんの細い手足が、痩せさらばえた「犬」そのものに見えてしまいました。
これは、彼でなくては出せない以蔵像だったと思います。

この中で描かれたような「悟り」を、実際に以蔵が得たのかは謎ですが
(でも、辞世の句からして、武市に裏切られた悲しさだけを抱いて死んでいったのかも)
それが描かれたことで、以蔵に救いを与えられたのではないでしょうか。

以下、ピンポイント感想。

・戸田恵梨香の声は案外ドスが効いていました。
・イケテツの龍馬は、私の中で「ベストオブ龍馬」に認定されました!
・以蔵が勝海舟を警護するエピソードが、イメージ通りの再現でグッドでした。
・田辺誠一が武市を演じることの説得力は…?だってアゴなのに。
・ジャニ芝居にもれなくついてくる義務的スタンディグオベーションには閉口。
・ジャニは頑張ってるのにな。まだ観客が育ってません。昔よりはいいけど。
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BlogPetのボンヤスキー URL 2008/01/22(Tue)10:53:41 編集
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